眼科医療海外ボランティア

キリバス共和国と
眼科医療の現状

研修医時代、沖縄の離島で3年間を過ごしました。
何でも診療しなければならない緊張感、濃密な人間関係。この原体験が、楽園のイメージのままに忘れ去られ、水没の脅威にさらされている太平洋の島々に目を向ける要因になりました。
複数の候補地の中から受け入れ態勢などを検討し、行先をキリバスに決め「現地の人からエネルギーをもらいつつ、医療の原点を若いスタッフに学んでもらいたい」とスタッフの成長にも期待してます。
活動拠点のツンガル中央病院とは姉妹提携を結び、技術指導や人材育成でも協力していきます。断片的な国際援助に歯がゆい思いをしているキリバス側からは「継続的な支援」「キリバス情報の発信」を強く要請されています。


海外医療支援を実施しようと計画を始めるあたり、いくつかのキーワードを元に検討した。

  • いままで他に人が支援していない場所。
  • 南太平洋の島、医師のいない島を探そう。

このようなキーワードを元に、およそ15カ国の南太平洋諸国について調査を行った。

  • 現地の位置
  • 移動手段
  • 使用言語
  • 人工
  • 医療状況
  • 現地の生活

この調査結果を元に、また日本国内の大使館との連絡交渉の末、我々はキリバス共和国に行き着いたのである。調査期間をおよそ3ヶ月となっていた。



団体名:
特定非営利活動法人
 南太平洋眼科医療協力会
住所 〒310-0845
茨城県水戸市吉沢町223番地の1
TEL 029-247-5011
設立年月日 平成23年2月7日
法人格取得
(名称:特定非営利活動法人 南太平洋眼科医療協力会)
法人格取得年月日(認証年月日) 平成23年1月27日
主務官庁(所轄庁) 茨城県庁
設立経緯

医療法人小沢眼科内科病院内の任意団体として、2008年(平成20年)から年1回の海外眼科医療ボランティア活動を展開し、昨年までに通算3回実施してきました。海外眼科医療ボランティア活動をするには、医療法人小沢眼科内科病院はじめボランティア活動趣旨に賛同頂いた企業や個人からの資金並びに物品を元にして運営しております。今後継続的にボランティア活動を実施していくには、医療法人や企業及び社団法人日本眼科医会等からの資金や物品協力にも限度がありますので、組織化することにより、より多くのボランティア参加者や賛同者を得ることが必要だと感じました。 ついては、当団体(活動)は営利を目的としていないので、継続的活動をしていくには特定非営利活動法人が適正と考え、昨年末より準備し本年設立の運びとなりました。 NPO法人設立により、その活動を広く市民に支えられながら、今後とも継続的に海外眼科医療支援活動を展開していくものです。